分娩直後の臍帯採血
児が分娩すると、臍帯をクリップなどでクランプ(遮断)します。
あとはコッヘル鉗子等でさらに2本クランプし、クーパー等で切断します。
これで児は臍帯から外れます。
コッヘル鉗子2本は後の臍帯動脈採血と、臍帯静脈採血をするまで血液そこに保つために行いますので忘れずに行いましょう。
ちなみに臍帯動脈血、臍帯静脈血はそれぞれ行いますが、この際に細い2本ある血管が臍帯動脈で、太い1本の血管が臍帯静脈です。
穿刺する際は、成人に正中静脈から採血する際と異なり、穿刺針のカット面を下向きにします。
イラストのようにカット面を下にすることを忘れないでください。
これを逆にすると穿刺した瞬間に血液が飛散して悲惨なことになります。
飛散しないように針先は覆いかぶさるイメージです。
飛散、悲惨
本当に初めての方してしまいがちで、周囲からも冷ややかな視線が送られ、なんとも言えない気持ちになりますのでご注意下さい。